横浜トリエンナーレ2008〜新港ピア会場編
9/27と10/4の2回の土曜日で横浜トリエンナーレ2008に行ってきました。
全体を通して感じたことをまず記します。
今回、個々の作品には説明文(解説)が付いておらず、作品を見ただけでは作者の意図を理解するのは困難な作品がほとんどです。もちろん観客が見たままを感じればいいのでしょうが、一方で音声解説の端末を1台500円(2日間・全会場で有効)で貸し出しもしています。これは主催者側の判断なのか、作者側の意向でもあるのかよく分かりませんが、実際に音声解説を聞くと「あ〜、成る程ね、そういう意味なんだ!」と作品を見る助けになるのは確かです。それはただ単に作品を見て「ふ〜ん。何だかよくわからないけど面白い。でも何なんだろう?」と思うよりは有意義な体験だと思います。
もちろんガイドブックも売ってますが、それには作者別のプロフィールが書かれてるだけで、今回の出品作の解説は載ってません。また全ての作品に音声解説が付いているわけでもありません。
作品に解説を付けない。500円もする音声解説端末の貸し出し。作品による音声解説の有無。ガイドブックにも作品の解説が無い。この辺の運用には疑問も残りますが、トリエンナーレを楽しむには端末を借りて音声解説を聞いた方がよいかと思います。せめて自前の無線LAN(会場内には専用の回線があったようです)機器を持ってれば聞けるようにしてくれてもよかったのではと、iPhoneを片手にそう思いました。
中の作品はフラッシュを焚かない限り撮影は自由です。
入ってすぐの作品。
鉄球が水面に触れると水?が飛び散る。時々係の人が鉄球を大きく振らしにくる。奥の家?は遠近法を表現してるらしい。
巨大な映写機。向いの壁に写真のような映像が映し出される。注意しなければいけないのは上映時間が毎時00分から5分間だけということ。それ以外の時間に行っても白い壁があるだけ。写真では判読できないが、映像が写ってる右側の壁に上映時間が書かれている。
くまとねずみ。両方とも息をしてる(お腹が上下してる)はずらしいが、2日間行ったがどちらの日もくまのほうしか息をしてなかった。
みざるいわざるきかざる。
新港ピア会場の突き当たりのカフェのテラス席から見るハンマーヘッドクレーン。アート作品以上に実用の美を見せつけてくれて、インパクト大。
造型物を中心に写真を撮りましたが、作品としてはまだまだいっぱい出品されてます。今回のトリエンナーレは今までより映像作品が多いように感じました。映像作品は決まった長さがあるので一定時間その場に留まらなくてはいけなくて、尚かつビデオアートっぽい作品は見てて退屈なものが多く、忍耐力を要します。しかも冒頭に書いたように解説を聞かないと分からなものが多いです。
その他の写真はこちらにあります。
◆技術館写真匣: 横浜トリエンナーレ2008:iPhoneカメラ〜新港ピア編◆
◆技術館写真匣: 横浜トリエンナーレ2008:iPhoneカメラ〜赤レンガ倉庫編◆
<赤レンガ倉庫編に続く>
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