『ウォー・ダンス 響け僕らの鼓動』感想
『ウォー・ダンス 響け僕らの鼓動』、観ました。
20年に及ぶ内戦。6万人以上が暮らすウガンダ北部のパトンゴ避難民キャンプ。
紛争地帯ではゲリラとかが子どもを誘拐してその子自らに家族とかを殺させて、もうそこに居られないようにして自分たちの仲間(少年兵)にする、ということを話には聞いていましたが、実際にそのことを本人の口から聞いたのは初めてでした。その他、両親を殺された子や様々な理由で自分たちの故郷を追われ人々が難民キャンプで暮らしています。そのキャンプ内の学校で「全国音楽大会」への出場を決め、優勝を目指す子どもたちの話です。
地獄を見てきた子どもたちが、それでも生きることの喜びを音楽やダンスに見いだし、死と隣り合わせの日常の中にも明日への希望を失わない姿に、この時代の日本に暮らす私たちは掛ける言葉を持ち合わせません。彼らのその強い瞳の中に潜む絶望と希望。子どもたちに平安の訪れる日はくるのか。
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