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2009.04.26

『大阪ハムレット』感想

大阪ハムレット』観ました。スバラシイ!面白い!Yahoo!映画での高評価もうなずける出来です。もちろん原作(森下裕美)の力もあるでしょうが、それをうまく生かす演出あっての映画ですからね。

それぞれの気持ちをストレートなセリフではなく、「間」というか、ちょっとした仕草や動きで表し、そこにそこはかとなき憂いや優しさを込める。役者の力量も問われるが、それを使う監督も試されるわけだ。光石富士朗監督って初めて観ますが、(『富江 replay』を観てました。この時は光石冨士朗だったんですね)今後要注目。

松阪慶子。いいですねえ。『ホノカアボーイ』でもいい味出してましたが、こちらは役柄的にもその上をいくおおらかで強いキャラ。
子どもたち三人もよかったです。特に次男役の森田直幸クンがハムレットを関西弁で喋りながら防波堤の上を駆けるシーンは『愛のむきだし』で満島ひかりが(新約?)聖書の一節を延々と叫ぶシーンに次ぐ感動の“朗読”シーンだと思います。彼って『酒井家のしあわせ』や『転校生(2007年版)』の彼なんですね。

加藤夏希の極端なファザコン振りはちょっとやり過ぎかなという気もしますが、長男役の久野雅弘クン(『ごめん』や『かぞくのひけつ』の子だね)が得意の“ヘタレ”系の役で二人の恋愛模様を見せてくれます。

三男の大塚智哉クンはこれが映画初出演だそうです。これからが楽しみですね。

岸部一徳。普段はこれでもかと存在感のある役なのに、今回は実に空気のように目立たない存在。それでいて大切なピースの一部なのだから、やはり上手い。

本上まなみも出番は少ないながら重要な役を手堅く演じでました。てか、寝てただけだけどさ。

本上まなみ。最近もちょこちょこと映画には出ているものの、どれも主役や準主役級ではなく、脇。大きな役に使ってもらえないのか、本人の希望なのか知らないが、どうして?元々そういうポジションだっけ?『大阪ハムレット』『デメキング』『ハンサム★スーツ』『酒井家のしあわせ』

Osaka_hamletfly

しかし最近“家族”ものでは関西発の良作が多いですね。『大阪ハムレット』『かぞくのひけつ』『酒井家のしあわせ』。やはり関西弁は人の気持ちを前向きに持って行く効能があるのか。深刻な事態も気持ちの持ちようで、何とかなりそうな気にさせてくれる。生きてることの大切さを教えてくれる。

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▼動機 谷村美月の大阪映画に出ていた二人 ▼感想 大阪なのに、ほんのりほのぼの映画 ▼満足度 ------- おいとき ▼あらすじ 朗らかな母親の房子(松坂慶子)と3人の息子、死んだ父親の弟(岸部一徳)を名乗る叔父が共に暮らす久保家。年上の彼女に「わたしのお父ちゃんになって」と言われて戸惑う長男(久野雅弘)、次男(森田直幸)はシェイクスピアの「ハムレット」のような家庭環境に悩み、女の子になりたい小学生の三男……。それぞれに深刻な悩みを抱えた三兄弟は、不器用ながらも前向きに生きていく... [続きを読む]

受信: 2009.05.19 07:08 午後

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