« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »

2008.02.28

2008/02/28(木)の風景

20080228sunrise

この日は『団塊ボーイズ』(109川崎)と『全然大丈夫』(チネチッタ)を観たよ。

どちらも少年の心を持った大人ってことで、ひとつよろしく。『団塊ボーイズ』の方が全然オヤジだけどね。大好きなウィリアム・メイシーさんが出てるので全然OKです。パターンとしては王道のストーリー運びで安心して観てられるのがいいけど、物足りない気もしますが、アメリカのオヤジも日本のオヤジも女房にゃ頭が上がらないけど、やるときゃやるぞってことで、ね。

『全然大丈夫』は荒川良々くんが主演ってことなんだけど、あんまり主演らしくないのが良々くんぽいかなって。木村佳乃ちゃんは『スキヤキ・ジャンゴ』よりも断然こっちの方がいいじゃん。元々色気は薄い方なんだからさ(失礼!)、『寝ずの番』とかこっちの路線のほうがいいよ。
それにしても監督が演劇関係のせいか、大人計画関係者は別として、大久保鷹とか白石加代子とか渋すぎ。大久保鷹なんて俺、舞台で観たことあったけかな?経歴を見ると舞台は見てないなぁ。俺が芝居を始めたころはもう「伝説」の人になってたのかあ。先輩たちからは話は聞かされた記憶はあるんだけどね。

木村佳乃といえば『おろち』が気になりますね。楳図かずお先生の恐怖漫画。木村佳乃ちゃんと中越典子ちゃんが姉妹役で、すごい喧嘩?をするらしい。中越典子ちゃんは『1303号室』ですばらしい演技を見せてくれて、自分の中では今、ホラークイーンとして一番注目してるんですよ。ほとんど叫び声をあげずに恐怖を体現する演技と適度なエロさ。『コワイ女』や『ストロベリーショートケイクス』もよかったし、今後が楽しみな女優さんです。あー、谷村美月ちゃんも出るんじゃん。早く観たい〜。


  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.02.27

2008/02/27(水)の風景

20080227afternooncotton

夕方から御徒町の上野広小路亭で「田辺凌鶴勉強会」。真打ちに向けて頑張って下さい!

『講釈師(講談師)・田辺凌鶴』のブログ

川崎に戻って『デイ・ウォッチ』を観る。去年の新宿の映画祭で一度観てるが、2月いっぱいTOHO川崎はタダで観れるのでもう一度観る。やっぱりこれで完結させてるよね。

で、その監督のティムール・ベクマンベトフのハリウッド進出作『ウォンテッド』の最新特報映像がTOHOシネマズ限定で『ジャンパー』の本編上映前に上映されるらしいです。

TOHOシネマズ限定!アクション超大作『ウォンテッド』最新映像を大スクリーンで観よう!!(EIGAFAN.COM:08/02/08)

一応、上記作品は当ブログでは以前に紹介済みです。

明日は『デイ・ウオッチ』の日ですが。 (銀幕小匣:07/11/23)

『ウォンテッド』予告編

写真は「コットンハーバーマリナゲートタワー」。コットンマムが2月いっぱいで閉店してしまいます。次はプラザ栄光?
ケーキマニアには閉店のお知らせ等はなかったけど、営業は続けるのかしら?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.02.25

2008/02/25(月)の風景。ラスト、コーションの感想とか

20080225morning

TOHO川崎で『ラスト、コーション』を観る。う〜ん、長いよん。ストーリー的にはヴァーホーベンの『ブラックブック』に似てますな。戦争、レジスタンス、体を犠牲にしてのスパイ、etc。でも『ブラックブック』が重いテーマを扱いながらもエンターテイメントとしての体裁をしっかり纏い、長さを感じさせずスリリングで感動的な物語を紡いだのに対して、アン・リー監督はあくまでもテーマに忠実にじっくりとねっとりと語る。それは確かに丁寧で重々しくはあるが、疲れる。長さがそのまま観る側に負担を強いる。何だか連続ドラマでやった方がいいんじゃない?とか思ってしまいましたよ。

時代背景等を考えれば深い意味や象徴が散りばめられていて、それらの知識のある人にすればとても興味深い作品なのでしょうが、そうでもない人にはやはり長さが感じられてしまいまするわ。勉強不足でスミマセン。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.02.23

『リアル鬼ごっこ』感想

原作は未読です。評判は色々聞いてます。

映画は、まあ、こんなもんですかね。基本的設定は面白いと思いますが、途中からどんどん都合のいいように話を進めていくので、もう勝手にしてよって感じでした。パラレルワールドとか原作にないアイディアを導入するのは悪くないと思いますが、その処理の仕方が問題ですよね。矛盾というかテキトー過ぎますよ。もっと脚本練って整理すれば面白い話になったかもしれないのに。せっかく原作がむちゃくちゃ(らしい)なんだから、いいチャンスだったのにもったいない。

谷村美月ちゃんはいいですねー。石田卓也くんも頑張ってましたね。『28週後…』や『奈緒子』など“走る”作品がよく目に付く今日この頃です。『テラビシアにかける橋』も走ってたなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.02.12

『魁!!男塾』感想

俺も読んだよ、男塾。ジャンプの立ち読みだけど。確か連載最初から読んでたよ。映画観てて思い出したよ、そんなシーンあんなシーン、あったあった。坂口監督、男気は伝わったよ。

でも、まあ、何とゆうか、映画的にはもう一踏ん張りだよね。もっと思いっきりばかばかしくしてくれないと。荒唐無稽の設定なんだからさ、実写でやるからにはリアルさよりデフォルメでしょう。どうせCGとか使っても使わなくても嘘の世界なんだから、打撃はリアルでいいけど、それ以外はVFXでも作り物でもいいからもっと大袈裟にばかばかしくしないと。

全体的に、いまひとつ突き抜けた感がなくて不完全燃焼でした。でも“男気”は伝わったよ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『ペルセポリス』感想

Persepolis2イラン出身でパリで活動するマルジャン・サトラビ監督の自伝的グラフィック・ノベルの映画化作品。

面白い。ジャパニメーションやアメコミとはひと味違ったフランスのアニメーション映画。さすがバンド・デシネの国。それは関係ないか。全編ほぼモノクロです。

イランでは上映禁止になっただけあって、体制側には面白くない内容。時代背景はイラン革命やイランイラク戦争を中心とした1970〜1990年代のイランやウィーン。しかしここには時代や場所を超えた普遍的なメッセージが存在する。
といっても別に押し付けがましい政治的主張があるわけではない。子どもから少女〜女性へと成長していくマルジャンとその家族の日常が、その時々の政治状況によって翻弄される様を普通の視線で描いてるだけだ。そして世界の大部分の人々はそういう立場にあるはずなんだ。なのに何故戦争が、革命が、争いが起こるのか?公明正大であることの難しさ。

おばあちゃんが凛としててかっこいい。彼女の言葉に耳を傾けよう。そして今宵はジャスミンとともに・・・。

『ペルセポリス』公式サイト

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.02.11

邦画まとめて感想〜結婚しようよ、KIDS、L change the WorLd、歓喜の歌

『ラブ★コン』で共演した藤澤恵麻ちゃんと小池徹平くんがそれぞれ今度は『結婚しようよ』と『KIDS』でシリアスな役で登場。どちらも今回は笑いは取らないものの、静かに熱演してました。一方『グミ・チョコレート・パイン』で個性を発揮していた金井勇太くんが『結婚しようよ』で恵麻ちゃんといい感じで好青年を演じていたのに、『L change the WorLd』ではどーでもいいような役で扱いの違いに悲しくなりました。

◆『結婚しようよ』:監督が30年間実現を夢見ていた企画だそうで、全編吉田拓郎の曲で埋め尽くされてます。世代的にはかぶらないですし、熱心な拓郎ファンでもないですが、時々口ずさむ曲はあります。冒頭の「洛陽」のシーンはなかなかグッときました。でもそれ以外は何だかBGM程度の使われ方で、個人的には(あまり思い入れがないせいか)拓郎ソングである必然性が感じられませんでした。
まあ、話もオーソドックスな物語で安定感があるので安心して観ていられますけどね。地味になりがちなこの作品のアクセントとなっているのがAYAKO率いる中ノ森BANDですね。彼女らがいなければかなりキツい仕上がりになっていたでしょう。岩城滉一は一人で渋すぎです(笑)。

◆『KIDS』:乙一の原作は未読です。でもこの映像化は酷いですね。荻島達也監督はそれなりの監督の下でチーフ助監督をしていたそうで、この作品の前に(未見ですが)同じく乙一原作の『きみにしか聞こえない』を撮ってるんですね。それでこの出来ですか・・・。それとも脚本が悪いのか。とにかく恥ずかしくなるようなシーンが続出で、困ってしまいました。脚本が悪いとしても、この映像の演出の酷さは監督のものでしょうからね。
とってつけたような子どもたちの登場や、都合良く怪我をする子どもたち。とても大事故とは思えないような事故現場。車がひっくり返るような事故ならもっと破片や何かが散乱するでしょう。そもそもどうしたら車があんなにひっくり返るんだよ。しかも取って付けたように助けを求める母親。幼稚園のお遊戯ですか?その演出は。
自分たちの住んでる街をやたら卑下してたけど、全然そんな荒んだ街に見えないし。木更津市民が怒るよ。
書き出すときりがないのでやめます。せっかくの魅力的な設定なだけに、それをことごとく裏切る演出に唖然です。設定の面白さで何とか興味を持続できますが、途中の酷い演出で白けてしまい、作品の印象は最悪ですね。でも俺はマスク顔の千明ちゃんも好きです!

◆『KIDS』も酷かったが、それに輪をかけて酷いのが『L change the WorLd』。この作品から松山ケンイチを抜いたら何が残るのか???といった松ケン絶対主義映画。これも愚痴を言い出すと止まらなよ〜。こんな映画、日本・香港・台湾・韓国とで同時公開していいのか!松ケンファンは喜ぶでしょうよ、そりゃ。でも一般映画ファンは怒るよ、普通、この映画。

もう最悪でしょ。こんなクズ映画をどうして中田秀夫監督が撮ったのか!?そもそも脚本家がこんな大風呂敷広げたパニック映画を書けるようなレベルの人じゃないんじゃないの。それともこれは監督も含めて意図的にチープにする作戦だったのか?
冒頭はいいよ、まあ。ハリウッド並の展開を予感させるオープニングを狙った努力は買うよ。でもそこからは坂を転がるようなハリボテ映画。環境保護団体?過激派?FBI?ウィルス?言葉を並べればいいってもんじゃないでしょ。どこをどう取ってもリアリティのかけらもない。
Lにしてもデスノートシリーズではライトという対立者がいたからこそ、その知力が発揮され設定の複雑さと相まってそこそこ見れる作品になってたのに、この映画ではそんなパズル的面白さもなく、かといってアクションも実に中途半端だし、お菓子の演出も面白みがなく、松ケンが入れ込んでいるのは伝わるが、キャラクターとしての魅力はやはりデスノートシリーズには及ばない。
他の出演者も、福田麻由子ちゃん意外はそのオーバーアクションが作品のダメダメさと相乗効果で空回り。そもそも南ちゃんな何?何しに出てきたの?日テレだから?佐藤めぐみちゃんはどうしたの?いつから女ターミネーターになったの?中田監督的キャラであることはうれしいけど、そんな映画なのか、これは?高嶋政伸はいつの時代の悪役だ?昔の日本の特撮映画キャラか。そうか、そうなのか、やはりこれはそれを意識した映画なのか?え?中田監督。トンデモ系映画としてカルト化する狙いですか。ヤラレタ!

◆『歓喜の歌』:そんなクズ映画(失礼!カルト映画)を観た後なので『歓喜の歌』はとても良質な映画に感じられました。いや、実際いい映画です。無理に世界標準を狙ったり、人気俳優を使わなくても、アイディアと脚本と演出があればこれだけ面白い映画が作れるという手本のような作品。もちろん出演者も実力派揃いですが。
『東京タワー』でも安定した的確な演出を見せてくれた松岡錠司監督が、ここでも笑いとちょっぴりの涙と感動を届けてくれます。こういうウェルメイドな作品はお手の物ですね。欲を言うならもう少しクライマックスで合唱をたっぷり聞かせて欲しかった。落語では出来ない部分ですからね。
観終わった後、人に優しくしたくなる映画です。映画は話題性で選ばず、内容で選びましょう。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.02.10

『ウォーター・ホース』感想

男の子なら誰もが一度は心躍らせたであろう「ネス湖のネッシー」。それは夢とロマン。

そんな夢とロマンを映像化した『ウォーター・ホース』は、一般的には「偽物」とされている「外科医の写真」と呼ばれる一枚の有名な写真から始まる。写真が偽物だからと言って、生き物の存在そのものが否定されるわけではない、ということだ。

まあ、ファンタジーとしては無難にまとまっているのではないでしょうか。孤独な少年とウォーター・ホースの交流〜少年の成長、といった流れが笑いを交えて描かれてます。ケルティックな音楽も心地よく、安心して観ていられる作品。

気になったのは、やはりこれは3部作くらいにするのでしょうか?ラストはそんな作りでしたが。次回作は当然、元となった伝説を舞台にするでしょ。そしてその次は現代、或は近未来を舞台にした物語かな。でも全米での成績もそんなによくなかったみたいだから、どうなんですかね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月2本目は『子猫の涙』

Konekononamida2 オリンピックの銅メダリスト森岡栄治の波乱の人生を娘の視点から描く。まあ、こちらも実話ベースの作品なので、しかも甥っ子さんが監督ですから、話自体にはどうこう言えません。

実際の森岡栄治という人物がどういう人だったのかは知る由もありませんが、監督の目から見た森岡栄治は「アホでスケベなエロ親父」だけどもとても人間味に溢れた、かっこいい親父です。それを武田真治が自らボクシングをするだけあって、見事な肉体美で魅せてくれます。ちゃらんぽらんさもよく出てて、広末涼子や山崎邦正ともどもいい感じでした。すっごい感動があるわけじゃないけど、何だか心が温まる作品です。

*監督の森岡利行さんは『チンピラ』(青山真治)とか『鬼火』(望月六郎)の脚本を書いた人なんですね。それから『クラヤミノレクイエム』の監督さん。『クラヤミノレクイエム』、今はなき中野武蔵野館に観に行きましたよ。そしたらたまたま舞台挨拶があって。だからその時、多分間近でお顔を拝見してるんですね、一度。

『クラヤミノレクイエム』には黒川芽以ちゃんも出てたんですね。で、よく見るとこの監督の作品(監督・脚本・TV含めて)には黒川芽以ちゃん、常連じゃないですか。監督のお気に入り?

  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月最初は『THEM/ゼム』

Them2_2 監督のダビッド・モローグザビエ・パリュはこの作品で注目され、ハリウッドリメイク版の『the EYE【アイ】』の監督に抜擢された。ということもあり、観てきました。

実話を元にしているので、事実関係についてはどうこう言えないのですが、確かに当事者の視点に立つとこうなるのだろうとは思います。しかし、作品としては最後に“奴ら”の正体を明らかにしない方が恐怖感が尾を引いて余韻を残したのに・・と思います。そしたらそれはもう実話ベースの話ではなく、一つの創作としての物語になるわけですが、そうしてフィクションにしてしまった方がよかったのでは?ヒルズ・ハブ・アイズやディセント的なホラー映画としてなかなかいい感じだっただけに、最後に一気に現実に引き戻されてちょっと白けた感じでした。

ならば、最初から“奴ら”の姿を見せた方がリアルな怖さは伝わったと思います。当事者の味わったであろう恐怖を体感させる意図は分かりますが、本当に怖いのは“奴ら”の正体が○○だからであるので、だったら姿を見せて襲わせた方がより観客の恐怖感は高まると思うのですが。まあ、そうしてしまったらよくある話になってしまって、撮る意味がなくなってしまうんでしょうけどね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

1月に観た映画・総括<Part3>

<Part1><Part2>に続き1月に観た映画の総括です。

<面白かった作品>篇

面白かった作品たちなので特に言うことはありません。それも芸がないので。

◆特に印象深かったのはやはり『ある愛の風景』と『愛の予感』でしょうか。どちらもエンターテイメント的面白さはありませんが(特に『愛の予感』に関しては皆無)、ひとつのことを深く掘り下げた気骨のある作品です。『ある愛の風景』はハリウッドリメイクが進行中のようですが、やめて下さい。

◆『カンナさん大成功です!』はキム・ギドクの『絶対の愛』と同じ韓国の整形事情を反映した作品ながら、キム・ギドクのそれとは違ったアプローチで一つの愛を描いた(一応原作は日本のコミックですが、かなり内容は違ってるようです)ラブコメ作品として面白く観れました。

◆『グミ・チョコレート・パイン』。ケラの監督作品は初めて観ました。昭和の時代を舞台にしながらも安っぽいノスタルジーに走ることなく、悩める若者を等身大に描いていて面白かった。でも話を進める“手紙”の謎が、観てる側には(多分)割と早い段階で分かってしまうのに、映画的には最後まで“謎”で引っぱるのちとキツいっすよ。それと黒川芽以ちゃんの魅力が今ひとつ出てなかったのが残念。まあ、それは『0093 女王陛下の草刈正雄』を観てしまったからそう思うのだろうが・・・。と、細かいことを言い出すと色々と不満もあるのですが、キャラもギャグも笑えたし、多分同じ頃自分も池袋の(旧)文芸坐で映画を観ていたのでKO!

◆1月はホラーはこれ一本の『28週後...』。いや〜、よかったです!冒頭から情け容赦ない無慈悲な展開。最高です。あのスピード感だからこその説得力ですね。実際にあんな状況になったら考える暇ありませんからね。その後も絶望感溢れる流れで最後まで押し通してくれます。フアン・カルロス・フレスナディージョ監督が『10億分の1の男』でも見せた“走り”の緊迫感は健在でした。

◆『やわらかい手』。難病の孫の命を救うためにおばあちゃんが風俗で働く・・・といった感動系の映画のように見えて、実際はそれを通して彼女自身が本当の自分を取り戻していく人間ドラマ。最初は受け身の彼女が次第に自信を持ち新たな人生に船出していく様は清々しい。

◆『ネガティブハッピー・チェーンソーエッジ』。原作マンガは未読。市原隼人くんは『虹の女神』と似たような優柔不断系のキャラだけど、作品の雰囲気には合ってたか。関めぐみちゃんのアクションが意外とかっこよかった。柴咲コウのアクションが心配な『少林少女』だが、関めぐみちゃんで撮ればよかったんじゃない?と観てて思った。浅利陽介くんのキャラが最高でしたね。『ALWAYS〜』なんかより全然よかった。

  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.02.09

1月に観た映画・総括<Part2>

<Part1>に引き続き1月に観た映画の総括です。

<嫌いじゃないけどもう一息・二息だと思った作品>篇

◆『アイ・アム・レジェンド』はねぇ。途中までは丁寧に作られていたと思うんだけど、どうしてラスト付近からああも性急な展開にもっていくかね。それまで積み上げてたものが台無し。もったいない。

◆『エイリアンズVS.プレデター』。エイリアンズ対プレデターなんだから、もっと彼らの闘いを見せろよ!人間社会はもっとサラッとでいいよ。第三弾を作るための下準備か?予告編はクールでそそられたのになぁ。一番気になったのはH・R・ギーガーがプレデリアンのデザインをどう思っているのかってことか。

◆『勇者たちの戦場』。関東ではシネパトスのみの公開という悪条件にも関わらず、なかなか考えさせられる作品。全国規模で拡大公開してるクズ映画を観るより百倍まし。それでも主人公を分散させたせいか今ひとつ突っ込み不足の感が歪めないのが惜しいところか。この作品も『ある愛の風景』や『愛の予感』とテーマ的に共通する。加害者・被害者・罪悪感。ただこの作品では一番心の傷を背負ったはずの人物をメインにもってこなかった。それは何故?

◆『再会の街で』。アダム・サンドラーが熱演してることは伝わるが、中途半端に9.11を出すのはどうなのか。全面に出すでもなく、かと言って隠すでもなく。その曖昧さが作品全体のキレを削いでいるような感じ。それぞれのシーンは面白いけど、一人の男の心の再生なら、設定として別に他の事件・事故でもよかったんじゃない?と思ってしまう。

◆『Mr.ビーン/カンヌで大迷惑!?』。嫌いじゃないけど、この作品のキツいところは笑いをMr・ビーンが一人で担ってるところ。アメリカンおばかコメディだと、登場人物みんなが笑わせてくれて作品全体が笑いの構造になっているんだけど、こちらはMr.ビーンが一人でボケとツッコミをやってるので、ちょっと飽きてくる。

◆『レンブラントの夜警』。もうグリ−ナウェイですから。もうそれだけど。

◆『ジェシー・ジェームズの暗殺』。アメリカでは有名人で、日本でいうと明智光秀に殺された織田信長みたいな位置ですかね。こういうのはだから、基礎知識としてその物語を知ってないと面白さが十分伝わらないですよね。本能寺の変を知ってるから明智光秀と織田信長の物語が楽しめるわけですからね。そういう意味では、最初から日本人には十分楽しめることのできない作品ですかね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

1月に観た映画・総括<Part1>

とっくに2月になってしまいました。前回の記事から一ヶ月以上経ってますがね。ここらで1月中に観た映画をずらっと並べてみます。まずは観た順に。

『中国の植物学者の娘たち』
『アイ・アム・レジェンド』
『エイリアンVS.プレデター』
『ある愛の風景』
『迷子の警察音楽隊』
『勇者たちの戦場』
『カンナさん大成功です!』
『グミ・チョコレート・パイン』
『愛の予感』
『再会の街で』
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
『奈緒子(試写会)』
『魍魎の匣』
『かぞくのひけつ』
『スウィニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師』
『Mr.ビーン/カンヌで大迷惑!?』
『ヴィーナス』
『レンブラントの夜警』
『ジェシー・ジェームズの暗殺』
『28週後...』
『やわらかい手』
『ネガティブハッピー・チェーンソーエッジ』

中々の力作からどーしようもないような作品まで色々です。ではこれらの作品を大きく三つに分けてみましょう。

<面白かった作品>
『中国の植物学者の娘たち』『ある愛の風景』『迷子の警察音楽隊』『カンナさん大成功です!』『グミ・チョコレート・パイン』『愛の予感』『かぞくのひけつ』
『スウィニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師』『ヴィーナス』『28週後...』『やわらかい手』『ネガティブハッピー・チェーンソーエッジ』

<嫌いじゃないけどもう一息・二息だと思った作品>
『アイ・アム・レジェンド』『エイリアンVS.プレデター』『勇者たちの戦場』『再会の街で』『Mr.ビーン/カンヌで大迷惑!?』『レンブラントの夜警』『ジェシー・ジェームズの暗殺』

<何だかなぁ〜??って作品>
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』『奈緒子(試写会)』『魍魎の匣』

ダメ作品が全部邦画でした。『ALWAYS 続・三丁目の夕日』は、どうしたらこんなにお気楽な作品が撮れるのか不思議なくらい邪気のない安心して観ていられる平和な映画でした。こんなありもしない過去をでっちあげて美化してどーなるっていうんでしょうかね。だったら全員善人にしろよ!って思いますよね、浅野さん。まあこんな時代だからこそ必要な映画なのかも知れませんが。VFXも冒頭のゴジラの場面以外は金の無駄使い。しかもよく見ると(と言っても事前に知っていたからですが)明らかに不自然なCGで作られた人々だし。だったら同じ昭和なんだからその予算を『魍魎の匣』に回してCGで作り込めよ。と思わせる中国ロケがあからさまな『魍魎の匣』。

原作は読んでますし、とっても好きです。私のもうひとつのブログ『銀幕小匣』の“匣”はもちろん『魍魎の匣』からの拝借です。
そりゃあ中国でロケしたことは知ってたけど、これほど場所もエキストラも日本じゃないって分かっていいんですか?違和感がありありなんですが。それよりそんなことより一番の問題は、この作品のどこをどう観れば『魍魎の匣』なのかってことでしょう。“魍魎”も“匣”も全然出てこない『魍魎の匣』って、これは一体何なんですかね??原作の形而下の事柄だけを辻褄の合うように並べただけで(だが、それさえ原作を読んでない者には多分理解不可能)、何一つ憑き物を落としていない。恐ろしいくらい形骸だけの作品。しかし、これ程原作のスピリットを削り取って作品をでっちあげられるのはある意味ひとつの才能かも。唯一の救いは田中麗奈のコメディアンヌ振りが再確認できたことか。

奈緒子』は原作は読んでませんが、駅伝は好きなので厳しい評価になります。最大の欠点は駅伝としてのリアリティがないことでしょうか。駅伝がテーマの作品なのでそこにリアリティがないとキツいです。作品中の彼らが目標にしている全国高校駅伝もテレビで見てました。映画の中のような走りは普通しないでしょう。コースの途中であんな短距離走のような抜きつ抜かれつようなスパートはあり得ないですよ。ゴール前ですよそれは。監修に金哲彦さんが参加してたはずですが、その辺の指摘はなかったんですかね。まあ、演出的には作品を盛上げるために必要なのは理解できないでもないですが、観てて白けました。
それとこの作品の基底を成している「奈緒子が雄介の父親の事故死のきっかけを作った」という事柄がその後の物語の中で何も生かされてないこと。ただ原作にある設定だから引き継いでいるだけといった感じで、だったら無くしてもよかったじゃん。って感じ。それは『ある愛の風景』や『愛の予感』といったヘヴィな作品と共通する“罪の意識”や“恨み”といった部分であるだけに余計に気になった。奈緒子の喘息もどっかにいっちゃってた。
そして途中で気付きましたが(たいていの人は気付くと思います)、これは奈緒子(上野樹里)や雄介(三浦春馬)の映画ではなく、西浦先生(鶴瓶)の映画なのです。主役は西浦先生(鶴瓶)です。そう思って観れば、作品中で上野樹里が全然目立っていない・印象が薄いのも不思議ではなくなります。

*『魁!!男塾』にも出ている綾野剛(黒田晋役)くんが、さすが元陸上選手なだけあって、1人だけ違う走りを見せてくれてました。それなりに(柄本時生くん以外は)みんな走り込んだようですが、やっぱり本物には勝てませんね。走る姿勢が全然違いますもん。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »