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2007.09.17

『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』感想

Funuke2もう随分前に観たのですが。

舞台も観てないし、本も読んでません。原作者の本谷有希子さんが自分と同じ石川県出身だし、映画のロケ地も能登の方で行われたってことで、注目してました。

佐藤江梨子のキャラはあれでいいと思うけど、それと対照される妹の存在感が弱いのが難点ですかね。もっと妹の物語も語ってくれないと、あれだとただ勘違いでウルサいだけのお姉ちゃんが空騒ぎしてるだけのお話しになってしまってまする。まあ、そういう話しなんでしょうが、何か物足りない。

それと「田舎の閉塞感」ってのが感じられないのよね。携帯の電波が届かないくらいの田舎って感じもしないし。家の中の閉塞感はあるんだけど、それを囲む田舎感が希薄。だから妹の行動が対姉なのか対田舎なのかはっきりしない。というか対田舎の部分が不鮮明なので妹の行動に説得力がない。

でもって、最大の欠点が兄嫁の永作博美が一番怖いってこと。完全にサトエリは喰われてる。まあサトエリのキャラが分かりやすいキャラだからってこともあるんだけど、そのストレートさが永作博美の不気味さの前には、パワーのみで押す演技の限界というか、パワープラスαの必要性を感じさせて興味深い。どうせならもっと振り切れるまでのパワーを発揮して欲しかった。まあ、それは原作や脚本があってのことなので仕方ありませんが。

ん、今思ったけど、これってひょとして真の主人公は兄嫁?

でも、これ、方言は頑張ってました。かなり。エンドロールを見てたら、方言指導が七尾の方になってましたが、どうりで自分の実家の辺の言葉に近いと思いました。ロケ地的にはもう少し奥能登の方なのですよね。金沢弁とも違うしね。本谷さんはあっち(加賀)の方ですけどね。お兄ちゃん役の永瀬正敏くんなんかかなりよかったですよ。二時間ドラマなんかと比べると失礼ですが、そんなのより全然ちゃんとしてました。さすが映画って感じで感動しました。

全くの余談ですが、作中「国道まで〜云々」ってセリフがありましたが、あれって「県道」の間違いじゃないですよね?だってど田舎っぽくないよね「国道」だと。やっぱり「県道」でしょう。国道まで行くならもっと時間かけなきゃ(笑)。

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