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2007.08.26

『ゴースト・ハウス』『リサイクル』『消えた天使』『ドッグ・バイト・ドッグ』

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パン・ブラザースの2作品。『リサイクル-死界-』は凄かった。確かに視覚的には『サイレントヒル』的な部分はあるが、それはこの作品のテーマを考えればまあ瑣末なことだろう。それよりは『パプリカ』の方に感じは近いか。パプリカを実写にしてよりダークにした感じ。主人公(アンジェリカ・リー[The EYE])の異界巡り。そのイメージに酔え。

それに比べればハリウッド進出作『ゴースト・ハウス』の何とぬるいことか。全米初登場1位は獲得したし、そのそつのないオーソドックスで手堅い作りは認めるものの、あまりに優等生的で牙をもがれた感じだ。典型的なホラー映画のフォーマットに流し込んだだけ。これでは彼らが撮る意味がまったくない。それに邦題もひどすぎる。ゴースト・ハウス・ピクチャーズの『ゴースト・ハウス』って洒落のつもりか?原題の『The Messengers』の方が作品の内容を表していて全然いいのに。配給会社には猛省を促す。


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こちらもハリウッド進出作の『消えた天使』byアンドリュー・ラウ(『インファナル・アフェア』)。前半はサスペンスタッチで進むものの、終盤にはかなりゴアな展開に。リチャード・ギアのちょっとくたびれきった感じの中に時として見せる切れ具合がなかなかよかったが、こちらもハリウッドってことで変更をかけられたか自粛したのか、香港で撮っていれば絶対こんな結末にはしなかったっというラストでした。DVDが出る時は別エンディングが付くでしょう。それにしてもアンドリュー・ラウ監督は格言というか警句が好きですね。『インファナル・アフェア』は仏教からで今回はニーチェから「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」。まあ、よくあるテーマですけど。

そのインファナル・アフェアシリーズにも出ていたエディソン・チャン主演の『ドッグ・バイト・ドック』はこれぞ香港映画って感じの、これでもかって程に前に前に進んでいく男たちの痛すぎる闘いだ。久々のサム・リーが乱杭歯むき出しで叫びまくる姿が強烈。監督(ソイ・チェン)によるとこれは「サバイバル」の物語らしく、それはラストに集約されているのだが、それにしてはヒロイン?の位置付けがいまひとつ弱い。あと、ほくろ毛のラム・シューおじさんの活躍をもっと見たかったぞ。

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