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2007.05.17

『ブラッド・ダイヤモンド』『プルコギ』『ゲゲゲの鬼太郎』『クレヨンしんんちゃん 歌うケツだけ爆弾!』感想

Blooddiamond2Purukogi2_1
Kureyonshinchan152Gegege2_1

上記四作品の共通テーマを敢えて言えば「家族」。

ブラッド・ダイヤモンド』はディカプリオ主演のハリウッドアクション大作だと思っていたら、もちろんそおいう側面はあるにしろ、”ダイヤモンド”というある種ハリウッドではタブーな内容に踏込んだ作品でもあり、そのストーリーとともになかなか見応えのある作品でした。最近の作品で言うと、やはりアフリカを舞台にした『ナイロビの蜂』に似た印象ですかね。個人的にはダイヤモンドのことはもちろんなんですが、それより、子どもを攫い洗脳して兵士に仕立て上げていくのがリアルで怖かったです。ディカプリオ、『ディパーテッド』より作品的にも演技的にも全然こっちの方がいいじゃないですか。でもハリウッド的にはあっちが受賞なんですよね・・・。

しんちゃんは、まあ毎回テーマは「家族」なんですが、今回の『クレヨンしんちゃん 歌うケツだけ爆弾!』は今回はストレートに”泣かせ”にきたって感じでした。だいたいはお馬鹿な展開の中から、ホロリとさせる場面にもっていってくれるんですが、今回はシロを守るという明確な目的が最初から提示されているので泣かせ方もちょっと芸がなかった感じです。それと登場人物はまあ個性的なんですが、「ひなぎく歌劇団」の設定は面白いんですが、具体的にどうお馬鹿な集団なのかが描写不足で(歌わせることに集中させ過ぎたか?)いまひとつ魅力的ではなかったのが作品全体のクオリティを下げている。あとやはり春日部防衛隊にはもっと出番が欲しかった。今回はホントちょい役で残念!

『ブラッド・ダイヤモンド』と『クレしん』が家族を”守る”戦いだとすれば『プルコギ』と『ゲゲゲの鬼太郎』は家族の”再生”の物語か。

プルコギ』は確かに焼肉を食べたくなる映画ではあります。全体的にギャグが上滑りで地に足が着いてない感じがしますが、まあそれなりに楽しく観れました。田村高廣さんの遺作となりましたが、渋い演技でとてもよかったです。ご冥福をお祈りいたします。あ、ちょうど一年前の昨日が命日なんですね。

ゲゲゲの鬼太郎』はねぇ・・・。何でねずみ男の衣装があんなゴワゴワのポンチョみたいなのかとても疑問です。ヘン。鬼太郎のちゃんちゃんこも毛ば毛ばでヘン。あぁ、そんなことより一番の問題は話しのスケールがちっちゃいこと。普通ああいう展開なら「妖怪石」を使って空狐が世界を征服しようとして鬼太郎たちと戦うってのが定石じゃないのかね?人間の親子の問題もその中で描いていけばいいわけで、変にそっちに話しの重点を置いたせいか、話し全体が妙にせせこましい。所々見せ場らしきものもあるけど、それらが物語のカタルシスを生み出すまでいってない。とってつけたような天狐(小雪)の登場とか笑ってしまいます。脚本はもっと練りましょう。

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