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2007.05.06

『13/ザメッティ』『ブリック』感想

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ミニシアター系サンダンス映画祭”絶賛”映画を並べてみました。

まあ、どちらもそれなりのスタイルを持った作品ではありますね。個人的には『13/ザメッティ』の方が楽しめたかしら。一発ネタではありますがネタの面白さとユニークな登場人物たちに軍配を上げます。モノクロで綴られた息詰る空気感は中々なものだと思います。ただ前半の説明的な場面はやや冗長だと思いますし、結末ももうひと捻り欲しかったところです。まあハリウッドで自らリメイクするそうなんでそちらを楽しみに待ちましょう。

ブリック』は、”1930年代のアメリカ探偵小説を大胆に引用しながら〜”とか”ハリウッドの古典的なフィルムノワールと同じ感覚で〜”とか”ハメットやチャンドラーの〜”とか言われてますし、それはそうなのかもしれませんが、個人的には、それを「現代の南カリフォルニアの高校」に置き換えたことでとても成功してるといは思えないのですが。逆にみんな漫画的キャラ(特にピン!しかも妙に物わかりがいい。そんなギャングのボスがいるか!)に見えちゃうし、やることも所詮高校生なので何だかショボい。特に副教頭なんかが出てきて取引なんて・・・甘っちょろいでしょ。そのくせ主人公だけはやたら強くてスカしてる。そんなに都合良く物事は進まないでしょ!これってアメリカじゃリアルなんですかね?

13/ザメッティ』の登場人物たちも確かに胡散臭いけど、物語の中ではちゃんと存在感があり、その世界に馴染んでた。でも『ブリック』のそれは世界そのものがウソ臭いうえに、登場人物たちも意味ありげなだけでリアリティを感じない。それに「謎」って言われてもただ謎の為の謎の単語をバラまいて話しを複雑に見せてるだけで、結末には新しさも斬新さもない。”『ツイン・ピークス』を凌ぐ”だとか『レザボア・ドッグス』とかを引き合いに出すだけ失礼でしょ!

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