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2007.05.15

『バベル』感想

Babel2相変わらず丁寧に作り込まれているって感じです。いい意味でも悪い意味でも。

『アモーレス・ペロス』は絡まり合う人間模様の激しさに圧倒されたが、『21グラム』はその内容より、時間軸をいじくる構成そのものに重点が置かれているように感じてしまい、あまり感心しなかった。今回の『バベル』はその間にあるような感じ。でも、三つのパートに分けたせいと、その三つの話し(登場人物)が思ってたより密接(直接的)に関わり合っていかないせいで、話しが濃い割には何だか薄味な印象だ。もちろん、一つ一つの話しはそれだけでも一本の作品が撮れる程の内容を持つものだと思うし十分面白いのだが、やはりもう少しそれぞれが有機的に繋がっていかないと、宣伝文句で期待したような『繋がり』を感じることができない。
と、いうか、モロッコパートとメキシコパートが日本パートの為の踏台になってる感じ。もちろんラストが日本パートなのだから、それはそうなんだろうけど、他の二つのパートの結末がどこか尻切れとんぼ的なのに日本パートだけやたら感動的なラストなので余計そう感じるのだろう。だったら変に三つの話しを交差させないで、三つのオムニバスにしてしまった方がよかったのでは?

どうもこの監督、構成に凝り過ぎる傾向があるのが難点。もっとストレートに描いた方が訴求力があると思うのだが。

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