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2007.03.28

『ラストキング・オブ・スコットランド』感想

Lastkingofscotland2主演のフォレスト・ウィテカーはこの作品で2006年度(79回)アカデミー賞主演男優賞を受賞しています。その割には上映館も少なく寂しいものです。作品賞のディパーテッドより全然面白いのに。

この作品の魅力ははやりアミン大統領を演じたフォレスト・ウィテカーの魅力でしょう。人を惹き付けるカリスマ性と、権力者に特有の猜疑心から粛正による虐殺の王になっていく狂気を見事に演じています。下記に書く欠点にもかかわらずこの作品が強烈な印象を残すのは、そのパワーみなぎる存在感によるものでしょう。

物語自体はいささか舌足らずの感があります。白人医師の青年があの立場でアミン大統領の行いを全く知らなかったとは考えにくいし、アミン大統領による虐殺を終盤だけにもってきてるのもバランスが悪いです。もう少し国内外の動きや大統領の行動を平行して描いてくれないと全体像がつかめません。アジア人追放やハイジャック事件、イギリスによる謀略等々も唐突な感じになっちゃってます。これから観に行く方は公式サイト等で事前に簡単な歴史の勉強をしていくことをお勧めします。

アフリカを舞台、クーデター、白人の視点、虐殺、脱出、とくれば最近では『ルワンダの涙』とも共通するところがあります。こっちはウガンダだし。ただし『ラストキング〜』の白人青年医師及び彼の行動は全くのフィクションだそうです。

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「ラスト・キング・オブ・スコットランド」★★★★ フォレスト・ウィッテカー 、ジェームズ・マカヴォイ主演 ケヴィン・マクドナルド 監督、2006年アメリカ 本年度アカデミー主演男優賞受賞! 1971年軍事クーデターによって イギリスの支援を受けたイディ・アミ...... [続きを読む]

受信: 2007.04.01 10:01 午後

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