« 『許されざるもの』感想 | トップページ | 能登で震度6! »

2007.03.25

『秒速5センチメートル』感想

5cm2絵は確かに美しい。細部まで描き込まれた町並みや風景はロケハンの成果を十二分に現しています。曲とのマッチングもよく感動的なシーンを生み出しています。それだけでも観る価値はあるかもしれません。では何が不満かというと、そのあまりにも単純なストーリー。監督は、

「実は日常にはそれ程ドラマも劇的なこともない。それでも生きていくに足る美しさがある。その今の現実の側面をアニメーションとしてすくい取りたかった(意訳)。云々」
「観終わった後に、見慣れた風景がいつもより輝いて見えるような、そんな日常によりそった作品を目指しています」

と言っていますが、曲はドラマチックに演出されているし、ラストは尻切れとんぼのようで、とても暗い感じなんですが。そう、第一・二話に比べて三話の落差が激しくて、とても日常が輝いて見えそうにないのよ。そうでしょう?男子諸君。そう思ったのは俺だけ?雰囲気だけで押し切った前二話から一転リアルな第三話。ひどい違和感がしました。

個人的にはやはりアニメーションには日常性からの離脱を求めますし、美しい現実の側面を描くならもっと男の子にも希望を持たせて下さい。それと主演の水橋研二くんは役者としては好きなんですが、今回の声の役には合っていないように思います。予告編の時から思っていたんですが、やはりヘンでした。

|

« 『許されざるもの』感想 | トップページ | 能登で震度6! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15973/14378552

この記事へのトラックバック一覧です: 『秒速5センチメートル』感想:

« 『許されざるもの』感想 | トップページ | 能登で震度6! »