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2006.12.25

『スキャナー・ダークリー』を観る。

スキャナー・ダークリー』を観てきました。フィリップ・K・ディック原作のSFをリチャード・リンクレイター監督ウェイキング・ライフで見せた実写映像にデジタル・ペインティングを施す手法でアニメ化した野心作。

大方の見方通りに、これまでのディックの映画化の中では、その手法も手伝って、最もディック的な作品ではないでしょうか。実写版でのシュワルツネッガーやトム・クルーズといった、ディックの作品の主人公としては明らかに違和感のある主人公ではなく、またブレードランナーやマイノリティー・レポート、ペイチェックといった未来社会の表現やアクション主体になっていくこともなく、(もちろん原作自体の性質もあるが)ディック的悪夢世界のエッセンスを表現している。個人的には前述の大作系よりはスクリマーズやクローンといった日本では大々的に公開されなかった作品に好感を持っています。

A_scanner_darkkybook_1 久々に原作の文庫本を読み直してみましょうかね。あー、今は朝倉久志さんの新約が出てるんですね。そっちも読んでみたいっすね。ウチのは創元SF文庫の山形浩生さん訳のです。あ、初版だ。

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