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2006.02.11

2月映画ランキング(2/11更新)

『タブロイド』
『ミュンヘン』
『最終兵器彼女』
『ギミー・ヘブン』
『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』

巨匠の渾身の一作といった感じの『ミュンヘン』。ただしこの手の「史実に基づいた作品」というのはその「史実」に対する観る側の考え方や、作り手の「史実」に対する解釈への感じ方によって、作品への評価が大きく違ってくるものなのでランキングもなかなか難しいものがあります。でもまあ2時間半を超える上映時間もさほど長くは感じなかったし、常に緊張感に満ちた画面と役者たちの熱演は見応えあり。
そんな巨匠の映画作りを少しは見習って欲しいのが青山真治監督、あなたです。カンヌで賞を取ったし三島由紀夫賞も貰ったしもう商業映画に未練はないのか、良くも悪くも実験精神に溢れた作品ですわ。実験精神はいいんですけど、それが頭でっかちの観念先行型で全然肉体を感じさせないところが最悪。登場人物は全て記号でしかなく、映画そのものも監督の頭の中のだけの出来事のよう。「レミンング病」なんて設定が必要なのか?キャスティングの必然性は?等等「?」がいっぱいの映画でした。『ギミー・ヘブン』に感じた疑問より更に大きな疑問符です。宮崎あおいちゃんの存在感なんて『ギミー〜』より薄いし。『ギミー〜』はまだ映画作りの下手さ加減で語られる部分がありますが『エリ・エリ〜』は確信犯なので始末が悪いです。よって最下位の栄誉を与えます。背後にどんな思想的バックグラウンドがあるのかは知りませんが、結果的に出来上がった作品が面白くなければ誰もついてきません。
それにしても何でこんな作品になっちゃった(しちゃった)のかね。関係者に文学賞受賞者を集めすぎるとこうなっちゃうの?三島由紀夫賞に芥川賞。筒井康隆の分も入れると膨大な数だね。どうなんでしょう大森先生?そもそも筒井康隆って(昔は熱中して読んでました!)役者としては下手でしょ。コミカルな作品ならまだしも、シリアスな作品には不向きだと思うのですが。仙頭プロデューサー、こんなことしてていいんですか?最近完全に一ノ瀬さんに置いてかれてません?

最初この作品のタイトルを聞いた時はてっきり平谷美樹『エリ・エリ』(第一回小松左京賞受賞作)の映画化かと思っちゃいました。

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» エリ・エリ レマ サバクタニ [ My words like sol-fa]
音楽、、、、とは?? 音楽でおなかいっぱいにはならなし、 病気も治せない 見えない、触れない、 幻のようなもの でも、確かに感じる 陰影 色彩 感情が動く だから、音楽は何世紀もの間存在し続けているのか? 何世紀もの間、人が音楽に託してきたものとは? 生まれることは、神に見捨てられること? 生まれたら、必ず死に向かうから Eli,Eli, Lema Sabacthani? 神�... [続きを読む]

受信: 2006.02.16 09:21 午前

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