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2006.02.15

2月映画ランキング(2/15更新)

『タブロイド』
『ミュンヘン』
『忘れえぬ想い』new
『あおげば尊し』new
『拘束のドローイング9』new
『最終兵器彼女』
『サイレン』 new
『ギミー・ヘブン』
『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』

トップには立てなかったものの香港映画の『忘れえぬ想い』が好位置にランクイン。93年の『つきせぬ想い』から10年経ってイー・トンシン監督がセシリア・チャンを主人公に撮ったラブストーリー。設定的にはお涙頂戴系なれど決してセンチメンタリズムに流れず、押さえた演出と役者の力量で見応えのある作品に仕上がっている。子役の原島大地君もいいぞ。
『あおげば尊し』は先月の『疾走』と同じ重松清の原作もの。市川準監督の独特のドキュメンタリータッチな作風で、『死』と正面から向き合おうとするまじめな一作。同じく元教育者を親に持つ身としては色々と考えさせられる。
どうしてもランクの下位に沈んでしまう今月の邦画だが『サイレン』も健闘空しくダメでした。ネタばれになるので詳しくは語られませんが、そういう結末にするには脚本の詰めが甘いでしょう。○○○と×××の区分けが基準がいい加減。行き当たりばったりのよう。「あ〜そうだっのか!」と言うより「えぇ?それならあれはどうなるの?」と納得がいかない方が大きい。ミスリードが下手というかインチキぽくってイヤだ。
で、問題は『拘束のドローイング9』。現代アートのカリスマ、マシュー・バーニーによる捕鯨船的西洋客人熱狂的恋物語神話。20年位前なら驚きのカルト映画となっていたであろうが、今となると一歩間違うとヘンなニッポン趣味のトンデモ映画となりかねない危険な作品。そうならないのはアーチストとしての彼の実力とインパクトと自信に満ちた映像美の成せる技か。奥さんでもあるビュークが恋人役と音楽を担当。ビュークがアイスランド出身からか捕鯨に対しても特に偏見は感じられなかった。ちゃんと文化として捉えているもよう。ほとんどセリフが無いので眠くなってしまった。好きな人にはたまらなくスバラシイ作品なんだろうし、自分ももっと若ければランクももっと上にいったと思うが、年を取ってくるとよっぽど自分の嗜好と合わないと厳しいものがある。

『拘束のドローイング9』オフィシャルサイト
金沢21世紀美術館のサイトの方が詳しいかも。
『忘れえぬ想い』オフィシャルサイト
セシリア・チャンの出演作って結構観てるなぁ。『星願/あなたにもう一度』『パイラン』『マッスルモンク』『ワン・ナイト・イン・モンコック』←これも面白いです!

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