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2004.10.16

『インファナル・アフェア 無間序曲』10/7(木)チネチッタ

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面白かったです。さすがに前作程の驚きはないものの、前作のトーンを保ったまま(結末が分かってるせいか、より暗いムードに感じた)丁寧に作ってあります。長男のハウ(フランシス・ン)を始めサム(エリック・ツァン)などみんな渋くて味がある役者さんたちでしたし。

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2004.10.10

『笑の大学』10/5(火)東宝試写室(トークショー付き試写会)

三谷幸喜作の同名舞台劇の映画化。舞台は観てません。ほぼ同じ内容だそうです。メインは二人の会話劇。役所公司と稲垣吾郎。監督は映画は初監督の星護(古畑任三郎、僕の生きる道etc)。

昭和15年、戦争への道を突き進んでいる日本では娯楽に対する統制も厳しくなり、演劇の台本も検閲を受けていた。そんな状況下、検閲官(役所公司)と劇団“笑の大学”の座付作家(稲垣吾郎)との駆引きが繰り広げられる。

面白かったです。笑いなどこのご時世に必要無いと言う笑ったことのない検閲官が“笑い”に目覚めていく様子や笑いを言葉で説明しようとするナンセンスさに、役所公司の熱演もあり、何度か爆笑しました。脚本の面白さや演出の的確さもあるのでしょうが、やはり役所さんの存在抜きにしては語れない作品でしょう。と言うことはやはり稲垣くんには荷が重過ぎたとってことですね。
この作品、会話がメインなので二人の役者の力量が拮抗してないと面白くならないわけなんですが、稲垣くんは、まあ頑張っているんだろうけどまだまだ役不足。台詞の面白さが表現し切れてないし、役も薄っぺら。どう見ても笑いに命をかけてる男に見えない。もっと適役の人もいただろうに何でなんでしょうね?ラストのことも考えれば、より深みのある作品にするためにも違う人選をお願いしたかった。そうすれば更に面白い作品に仕上がっていただろうに。稲垣ファンの方にはさるまた失敬!

上映後監督のトークショーがありました。役所さんは本当にまじめな方でリハーサルの後、休憩になっても一人で稽古を続けていたそうです。一方の稲垣君はさっさと居なくなっちゃうそうです。ラストに関しては二つほど別プラン(下ネタ)があったそうですが三谷さんの強い要望で原作通りにしたそうです。主人公のモデルとなった人物が実在の人物とゆうことが関係してるようですが、別ラストも面白そうなので観てみたかった。

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2004.10.09

『ヴァン・ヘルシング』10/3(日)TOHOシネマズ川崎

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吸血鬼ものには目がないもので。吸血鬼とゆうよりハンターものですけどね。CG特撮てんこ盛りの映像も、時折入るラテン乗りの音楽も楽しかったです。狼男と吸血鬼って「アンダーワールド」もそうでしたよね。「アンダーワールド」と言えばケイト・ベッキンセール。彼女、この路線でいくのかしら。
他のキャラではフランケンシュタインがよかったです。ちょっといい奴過ぎるきらいはあるけど哀愁があってよかったです。吸血鬼ものの魅力というのは「人の血を吸わないと生きていけない存在」とゆう悲劇性にあると思います。この作品でもちらりとそうゆう場面は出てくるのですが、特に深くつっこむこともなく過ぎていきました。その点も含め、もっと話しを膨らませる要素が色々あったのにもったいないとも思いましたが、アクション活劇に徹したってことでよしとしましょう。

ちなみに、小説ですが吸血鬼+ゾンビもので小野不由美の『屍鬼』が傑作だと思います。誰か映画化しないのかしら?

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『ヴィレッジ』10/1(金)TOHOシネマズ川崎

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シックスセンスは驚きはしたものの、それだけの映画なのでそんなに好きじゃないけど、アンブレイカブルはアンチヒーローものの傑作だと思ってます。サインもあれはあれでいいと思いますし、僕はシャマラン監督は割りと好きですね。で、ヴィレッジは。

いやはや、途中寝ちゃいました。つまらないとかじゃなくて、疲れてたのと劇場内がちょっと暑かったのとでウトウトと。でも話の大筋は分かったつもりですので。

今回はラブストーリーだと聞いていたので、村の謎自体にそれほど興味はありませんでした。まあ、今回は謎そのものが主眼じゃなく(もちろん大切な動機ではありますが)、ラブストーリーを導き出す舞台設定のようなものなので、物語り上もラストのどんでん返し的な扱いじゃなくて途中で明かしちゃいますしね(実際途中で謎の正体はほぼ分かりましたし)。そうゆう意味ではアンブレイカブルに近い作品ですかね。

賛否両論があるようですが、僕は嫌いじゃないですね。ラブストーリーを語るのにそこまで回りくどくしなくてもいいじゃないか、とも思うけど、まあそれがシャマラン映画とゆうことでそのいびつさも魅力のひとつと考えればいいんじゃないでしょうか。

ところでこの作品、盗作騒ぎがありましたが、どうなったんでしょうね?

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2004.10.08

『SURVIVE STYLE 5+』9/30(木)TOHOシネマズ川崎

五話からなるオムニバスかと思ってたら、一応それぞれが微妙に絡みながら進んでいくひとつの話しなのね。スタイルとしては一話完結もありだったと思うけど、これはこれでよかったのかな。

面白かったです。中身らしい中身はないんだけど、それぞれのキャラが愉快で音楽のノリもよく単純に楽しかったです。岸部一徳のハトや荒川良々の通訳が可笑しい。阿部寛の濃い演技をもう少し観たかった。橋本麗香の無言の迫力もよかったっす。何時もは脇で地味ながらも目立つけど出番は少ない森下能幸を、そのままの役名での大胆な起用にも驚かされました。

ある意味コント的ではあるので、ちゃんとした映画やコメディを求める人には受け入れられないのかも知れませんが、面白ければ何でもありの人なら観て損はないと思います。

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2004.10.06

『血と骨』9/28(火)東劇(スニークプレビュー)

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松竹のスニークプレビューに参加してきました。作品は『血と骨』でした。この作品は自分もエキストラとして参加したので、思い入れも強く早く観たいと思っていたのでラッキーでした。ちょうど前日に原作の小説を読み終えたばかりでもあったのでタイミングとしても申し分ないところです。で、作品はというと・・・。

結果としてタイミングが悪かったようです。まだ原作の印象が強烈に、生々しく残っていたので映画と原作の違いばかりに神経がいってしまいました。
まず、たけし演じる金俊平。原作では183〜4センチの巨漢として描かれていて、だからこその圧倒的な暴力と恐怖の象徴なんですが、やはりたけしのガタイでは見た目迫力不足は否めません。甥役に背が高い松重豊を持ってきたのは何故?それから小説では1930年〜1984年頃までの話しなんですが、映画で描かれているのは終戦直前(1945)から1980年頃の部分です。映画化されたのは小説の後半部分だけなので、それ以前のエピソードの積み重ねがない分、たけしの家族(鈴木京香、新井浩文、田畑智子ら)の行動原理が分かりづらい気も。まあ原作を読んだ直後だったので、映画を観ていてもストーリーや人物の心情を自分で補完してしまったり、先読みしちゃったりして純粋に映画そのものに集中できなかったので今はこんな感想しか言えません。原作など読まずに観れば、相当に重厚で迫力のある作品だと思います。公開されたらもう一度観てみたいと思ってます。ただ、これから小説を読もうと思ってる人は、映画を観てから原作を読んだ方がいいと思います。登場人物やそれぞれのエピソードも小説の方が断然多くて複雑ですから、映画を観た後でも全然読みごたえあります。

余談ですが、個人的には濱田マリが一番原作のイメージに近いキャラだと思いました。さらに余談ですが、この映画“ぼかし”がすごいです。ひどい時は画面の半分くらいがぼかしで見えないシーンがあります。何もそこまでぼかさなくても・・・・。

『血と骨』エキストラ参加報告(何か愚痴ってますがお許しを)

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2004.10.03

『ぼくセザール 10歳半 1m39cm』9/26(日)新宿武蔵野館

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面白かったです。セザール、親友のモルガン、恋心を寄せるサラの三人と彼らの家族をめぐるお話しを子供の視線から語る。前半はセザールの早とちりが引き起こす騒動、後半はモルガンの父親を探すロンドン冒険旅行。
自称“ちょっと太め”のセザール君(実は武道の達人でもあるみたい)がいい味出してます。何事も一方的な両親や理不尽な世間の荒波に揉まれながらもキレることなく耐えて暮らしてます。「子供だから」「子供のくせに」etc、と一個の人格として認められないセザールの、しかしその真っすぐな生き方に我々日常の汚濁にまみれた大人たちは明日への夢と希望を見いだすのであります。

「父、帰る」との違いが興味深い。強大なソ連邦の崩壊=父性の喪失とゆう歴史を経て、まさしく今「父、帰る」と、求心性(力)が必要とされている社会でもあるロシア映画では「父」は権力の象徴でもありそこには“言葉”ではなく“力”が必要とされる。一方フランス映画『ぼくセザール〜』では大切なのは言葉でのコミュニケーションであり、子どもも一個の人格として尊重されるべき存在である。もちろん監督の資質の違いでもあるけど、国とゆう環境も影響しているわけだからね。最近父子の映画って多いですね。

一番笑ったのはセザールが夢の中で「サンダーパンツ」(傑作です!)ばりのおならをぶっぱなすところ。

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