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2004.09.26

『父、帰る』9/23(木)シャンテシネ

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2003年ヴェネチア映画祭金獅子賞・新人監督賞ダブル受賞作。

12年振りに突然帰ってきた父親。なぜ?どうして?何が?と疑問符だらけのこの映画。つまり観客を主人公の兄弟と同じ状況に置くことが狙いらしい。そして優れた芸術作品には「謎」はつきものらしい。全ては観客の想像に任せられているわけだ。作品には宗教的なモチーフが随所に散りばめられていて、「家族」をテーマにしているらしい。確かに映像は力強く、重厚感の中にも柔らかさががあり「芸術」的ではある。役者たちも魅力的だ。ミステリアスな展開も面白い。兄弟・父と母・父と子。それぞれの関係が物語の中で描かれていく。つまり我々に「家族について考えよ」とゆうメッセージが込められているらしい。もちろん現代ロシアの現状を踏まえての上だが。
「らしい」と言うのは、監督の意図するものが果たして(日本の)観客に伝わるのかどうか疑問に思うからだ。これだけミステリアスな話しにしてしまうと、観客は(少なくとも僕は)謎解きのほうにばかり神経がいっちゃってこの映画が「家族」について語っているとは思いもしなかった。意味ありげな父親の正体は?あの箱の中身は?しかも弟のイワンくんがひねくれたイヤなガキで、何でそこまで反発するかね?と物語を進行させるための狂言回しのようで気に入らなかったしね。まあそれも(公式サイトを見れば)色んな象徴が込められているらしいんだけどね。そおゆうことを知った上で観れば、また違って見えるんだろうけどね。だからこの映画に関して言えば、ある程度の知識をもった上で観に行った方がいいのかも(もちろんラストは知らない方がいいけど)。

これも公式サイトに書いてあったんですが、お兄さんのアンドレイ役の子が映画撮影終了後(完成試写直前)、ロケ地の湖に遊びに行ってそこで溺死してしまったそうです。なかなか先が楽しみな子だと思って観ていただけに・・・。合掌。

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