« 『家族のかたち』6/30.ヤクルトホール(試写会) | トップページ | 『誰も知らない』7/5.シネカノン有楽町(試写会) »

2004.07.11

『氷の国のノイ』7/4.シアターイメージフォーラム

noi-westside.jpg
アイスランドの小さな町に住むノイは、おばあちゃんと二人暮らし。親父はいるけど何故か別居状態。学校をさぼって昼間っからスロットマシーンからちょろまかしたお金でビールを飲んではぶらぶらして、タバコも吸う見た
目は老けてるがまだ未成年の不良君。親しい友達はいなくて先生達からも嫌われている。唯一の話し相手は本屋のオヤジ。唯一気の休まる場所は家の地下室。
ある日ノイは都会から町に帰ってきたイーリスと知り合う(実は本屋のオヤジの娘)。狭い町で息の詰まりそうなノイは、町のみんなとは違う空気をまとっているイーリスに好意を寄せデートに誘う。しかし授業をボってばかりにノイはとうとう退学になってしまう。さて、それからノイとイーリスの、彼を取り巻く人々の運命は如何に?!

アイスランド映画を好きになったきっかけはフリドリック・トール・フリドリクソン監督作品『春にして君を想う』で、アイスランド映画の魅力のひとつは、あの荒涼とした特異な氷の大地の風景にあるのですが、この作品はそうゆう面を割と表に出さずに勝負してるところが、絵的には残念だけど、潔い部分でもあります。話としてははみ出し者のノイ君の絶望と希望の物語りといったところでしょうか。希望といっても実に残酷な希望なのですが、それは無慈悲な神の恵みなのかノイ君の超能力なのか、私にはわかりません。ただ結果だけを見れば、現状に行き詰まった青年が抱く暗い願望が具現化したものではあります。この先ノイ君はどうなるのでしょう?う〜ん。
好きか嫌いかと問われれば、嫌いじゃないけど、特に他人に勧める程でもないって感じですかね。二度三度と繰り返して観れば味の出てくる作品のように思えます。

それにしてもアイスランド映画に見られるアメリカ文化の影響は興味深いですね(第二時大戦後駐留してた為らしい)。エルビス・プレスリー好きの父親に、犬の名前までがエルビスだし。校長先生の机にはAppleのPowre Book。それにコカ・コーラ。先のフリドリック・トール・フリドリクソン監督の『ムービー・デイズ』や『精霊の島』では、まさにそうゆう戦後の時代のアイスランドを描いた作品でしたしね。

|

« 『家族のかたち』6/30.ヤクルトホール(試写会) | トップページ | 『誰も知らない』7/5.シネカノン有楽町(試写会) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15973/945850

この記事へのトラックバック一覧です: 『氷の国のノイ』7/4.シアターイメージフォーラム:

« 『家族のかたち』6/30.ヤクルトホール(試写会) | トップページ | 『誰も知らない』7/5.シネカノン有楽町(試写会) »