« 『キッチン・ストーリー』7/23.ル・シネマ | トップページ | 『ワイルド・レンジ/最後の銃撃』7/25.ケイズシネマ »

2004.07.25

『ラブドガン』7/24.テアトル新宿

lovedgun-towr.jpg
渡辺監督のデビュー作『プープーの物語』はさんざん迷った挙げ句、結局観に行かなかったので、これが渡辺作品初鑑賞。

映像処理や演出等、画面的には結構好きです。美しいと思ったりかっこいいと思ったシーンもいくつかあります。でもどうも全体的に薄っぺらな印象です。それは多分登場人物達にリアリティがないからだと思います。それぞれに色んな過去を背負ってるんですが、それらが言葉だけのものでしかなく、テーマであるらしい「生と死」や「愛」といったものが切実なものとして伝わってこないのです。多分「銃弾は撃つ人間の感情によってその色を変える」とゆうアイディアが先にあり、物語を後から付けたのではないでしょうか。だからそのアイディアを生かした映像スタイルはそれなりに決まってるんですが、物語の方が追い付いてきていない、そんな感じの作品です。ロシア語を使ってみたり、どこかファンタジックな雰囲気があったりと細部へのこだわりはいいんですが、どうせなら変にテーマ性を持たせた作りにしなくて、スタイルで押しまくる作品にした方がふっ切れててよかったかもと思います。
もちろんキャストの人たちは頑張ってました。岸部一徳は相変わらずの渋い味だし、永瀬君もあおいちゃんも新井君もよかったです。それだけに余計もったいない気がします。やるならもっと徹底的に物語・人物を描き込んで欲しかったです。でも彼、彼女たちだからこそここまでやれたんでしょうね。

後、あの永瀬君の赤いリボルバー(akira)はちょっと重量感がなくて安っぽく見えて残念だったです。

|

« 『キッチン・ストーリー』7/23.ル・シネマ | トップページ | 『ワイルド・レンジ/最後の銃撃』7/25.ケイズシネマ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15973/1046099

この記事へのトラックバック一覧です: 『ラブドガン』7/24.テアトル新宿:

« 『キッチン・ストーリー』7/23.ル・シネマ | トップページ | 『ワイルド・レンジ/最後の銃撃』7/25.ケイズシネマ »