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2004.07.04

『みなさん、さようなら』6/27.シネスイッチ銀座

今年のアカデミー賞最優勝外国語映画賞作品(カナダ・フランス)。こちらも親子もの。父と息子。しかも父親が死の直前。この父親とゆうのがとんでもない不良で、元大学教授だありながら何人も愛人を作り、妻とはもう別居状態で息子も海外に出てしまっている。息子は父の、最期の時は楽しく過ごしたいとゆう願いを叶えてあげようと、友人や愛人たちを病院に呼び寄せる。金の力で病室を改装したり癌の苦痛をやわらげる為とはいえ、ヘロインまで買うとゆうヴェロニカ・ゲリンが知ったら激怒するようなことまでやってしまう。それでも「死」は確実に迫ってくるのだが。
物語の最初の方で人類の大量殺戮の歴史をとうとうと述べ、アメリカの同時多発テロでの犠牲者数などそれに比べればたいした数ではないと語るシーンがあるが、その本人が自分ひとりの「死」に、実は恐れおののいているとゆう現実。父親のあけっぴろげで享楽主義的でありながら「死」に対して異常な恐怖を抱くとゆう二面性や、父親とは正反対で几帳面な息子の性格など、全体としてはユーモラスな仕上がりなのだが、今一つ何を言いたかったのかわかりませんでした。原題が「蛮族の侵入」というそうで、あちこちの感想を読んでいると、ここでは「蛮族」とは「死」という意味らしいです。でもこの物語ではその「死」すらも金で買ってるわけですから一番の蛮族はやっぱり「金」なんですかね。
「死」について考えるとゆう意味では成る程と思う部分もあるけど、金で全てを解決できる身分にないものにとってはリアリティのないおとぎ話のような話ですね(そおゆう皮肉も込めてるの?)。肉親の死とゆう部分で観ると、まだ『グッバイ、レーニン!』や『ビッグ・フィッシュ』(おとぎ話のようなこっちの方が父親と息子の関係においては自分にはリアルだったし)の方が自分の心には染みました。

自分なら『たそがれ清兵衛』にあげてたね。

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