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2004.06.07

『リアリズムの宿』6/5.渋谷シネマソサエティ

前日に観た『列車に乗った男』同様、ひなびた駅に男が降り立ったところから映画は始まる。しかもこちらも話の中心は男二人。そこに女が一人ちょっと絡む。次第に打ち解けて行く男二人。それ以外は似ても似つかない話だけど、何かこうゆう類似性ってワクワクしますね。

駅に降り立った二人。共通の友人船木と三人で旅行の予定が肝心の船木が寝坊して来ない。二人は面識はあるものの直接話したことはない仲。仕方無くぎこちないふたりの旅が始まる。
この監督の『どんてん生活』も『ばかのハコ船』も観てて、その独特の間や世界観が好きで、さらに今回はつげ義春の原作とゆうことで期待値はかなり高かったのです。が、う~ん、前二作に比べると今一つかなぁ。ひとつひとつのネタは面白いし、この監督独自の空気感は健在なんだけど、全体としてもうひと押し足りないとゆうか、負のパワーが弱いとゆうか、観てる側の予想を裏切るような展開がないんだなぁ、今回は。ネタ出しに終わってる感じがする。原作ものとゆうせいもあるのかしら。主人公二人が、キャラクターとしては面白いし自主映画を作ってる男達ってことで、個人的には非常に親近感を感じるし会話も痛いくらい可笑しいんだけど、『どんてん生活』のようなダメダメ男達じゃなくて割と普通の若者なんで、「どうしようもなさ」さが出てないし、『ばかの箱船』の「あかじる」のような強烈なアイテムも無いし。ロードムービーぽいんだけどロード感が無くて宿巡りだけなんだもん。せっかく唐突な登場で笑わせてくれた女の子も(『萌の朱雀』の尾野真千子ちゃんですよ!)、唐突なだけで、もうちょっと使いようがなかったの?って感じだし。まあ、次回作に期待かな。

余談ですがこの映画の英語タイトルが当初は「Waiting for Funaki」だったらしいです(現在は「RAMBLERS」)。そう演劇関係の人にはお馴染みの「ゴドーを待ちながら」ですね。つまりこの映画は”ゴドー待ち”なんですね。ってあらためて言わなくても冒頭観れば分かりますよね。

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