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2004.04.28

『H/エイチ』

『羊たちの沈黙』とか『セブン』とかを引き合いに出されてるようだが、確かに冒頭はそのような雰囲気はあるが、全体を通した印象は黒沢清の『CURE/キュア』に似た感じだった。だからと言って『CURE』程面白いというわけじゃないけどね。残念ながら。

獄中の連続殺人犯。しかし外でも同じ手口の猟奇殺人が連続する。犯人は誰か?目的は?
この作品の問題点は、獄中の犯人と外での事件がうまく集斂していかないとこだろう。そもそもの原点は獄中の犯人の連続殺人にあるのだが、その動機・目的の部分と、外で今起こっている連続殺人の犯人や、犯人を追う刑事たちのドラマとが最後でどう結びつくのか、その大切な部分が弱いように思う。
色々なネタは振られているし、登場人物たちも何かワケ有り顔の人たちなのだが、それらが有効に使われていないのが残念。
それとタイトルのHが、獄中の犯人のイニシャルであるとともに、もう一つこの作品のカギになるキーワードの頭文字でもあるのだが、これがいただけない。つまりこれがこの作品のオチってゆうか種明かしにつながるわけだが、これは使ってはいけない手だよ。何かこれのせいで全体が安っぽく見えちゃう。ネタばれになってしまうので(もう公開は終了してるけど)書かないけど、そりゃあないよ。

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