書籍・雑誌

2009.10.04

SFマガジンを買う〜追悼がいっぱい〜

SFマガジンを買わなくなって20年は経つか。しかし今年は古本で買ったのも含めるとそこそこ買っている。何故か?ここ最近あまりにも続けてSF作家が亡くなっているからだ。

バリトン・J・ベイリー&トマス・M・ディッシュ追悼特集
栗本薫追悼
J・G・バラード追悼特集

そしてまだ買ってはいないが
伊藤計劃追悼

野田昌宏追悼特集

ベイリーはほとんど読んでいるしバラードも半分くらいは読んでいる。ディッシュと栗本薫、野田昌宏はあまり熱心な読者ではなかったが、ベイリー、バラードとともにSF少年だった時代に強烈に刻み込まれた名前だ。

伊藤計劃は不覚にもそのデビューは知らなかったが、ちょうど「虐殺器官」を読み終わった直後の訃報だったので余計にショックだった。

Sf_magazin2009

これらの作家の新刊がもう読めないと思うと一冊一冊が愛おしく思える。「ハーモニー」は読みかけのまま。「殺す」はまだ手つかずに置いてある。ベイリーも読み返したい。

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2009.04.30

『ラッシュライフ』を読みましたが・・・。映画化は・・・。

伊坂幸太郎ラッシュライフ』を読みました。で、この映画化を考えるに、やはりそれは無理だと。普通に考えて無理でしょう。かなりの数の登場人物&エピソードを2時間ちょっとの中に詰め込むんだから、相当話を削って削って構成し直してって作業になるんだから、当然原作のもつ味わいも深みも再現はできませんよ。そんなことは作り手も分かっているでしょうし、そこをどう料理するかが腕の見せ所なわけですが、どうしても自分にはそんな作業に有為な意義を見いだせません。よっぽどシンプルで力強い物語にしないと、だったら原作読んだ方が100倍まし、ってことになっちゃいます。

特に『ラッシュライフ』は長編二作目でその後の伊坂幸太郎の小説のエッセンスがぎっしり詰まっているので、エピソードも含め、その取捨選択で原作を読んでいる人間の受け取り方は大きく変わってくる。映画版のキャストを見る限り主要人物は網羅されているようだが、彼らを上手く配置できているのかとても心配だ。ヘタをすると構成だけ凝ったとても薄っぺらな作品になり兼ねない。例えば『死神の精度』みたいな。おっと失言。

似たような感じの作品だと『運命じゃない人』が時間軸の使い方とか人間模様とかが近い気がするが、あそこまで鮮やかなのは無理だとしても、まあ頑張って欲しい。

それと、原作の舞台は思いっきり仙台なんですが、前にも書きましたが、予告編見る限り映画は思いっきり横浜なんですが、作品中は具体的な名称は出すのでしょうか?で、何で横浜ロケなのか?と思ってたら、この映画の企画製作等をした東京芸術大学映像研究科って横浜の馬車道や新港地区に校舎があるんですね。つまり地元ロケ。

でも「仙台駅前の展望タワー」が「ランドマークのスカイガーデン」とか「仙台駅のコインロッカー」が「日本大通り駅(だよね?)のコインロッカー」とかいうのはどうなのよ。原作を読んでない人には関係ないけどさ。少なくとも伊坂作品に特徴的な他作品とのリンクに敬意を表して、コインロッカーくらいは仙台駅のを使って欲しかった。タワーは、もう少し映画化が遅かったらマリンタワーで撮影できたのにね!

まあメジャーと比べたら予算の規模も何もかも違うだろうから、無理を言っちゃいけませんか。

あと、せっかく今横浜は「Y150開港博」でイベント花盛りなんだから、バルト9だけの公開じゃなくて、是非横浜でも上映して欲しいよね。

『ラッシュライフ』公式サイト(6/13公開予定)

*4月下旬から、非売品パンフレット付き前売り券が都内のヴィレッジヴァンガード7店限定で発売開始、とあります。1500円。何故にヴィレッジヴァンガード?何故に都内限定?チネチッタにもあるんだから、川崎店でも売ってくれー。

ヴィレッジヴァンガード

東京藝術大学大学員映像研究科

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2008.08.24

マイクル・コニイ「ハローサマー、グッドバイ」

何気にアマゾンで本を調べていたら、マイクル・コニイの「ハローサマー、グッドバイ」が河出文庫から再販されていることを知りました。元はあのサンリオSF文庫から出てた作品ですね。今回は完全新訳での出版とのことです。著者名も“コニイ”ではなくマイクル・“コーニイ”となっています。訳者は山岸真さんですね。

驚いたのがアマゾンのマーケットプレイスでの値段。最低でも7.000円。最高で52.000円ですよ!その間に12.000円とか22.000円とかあるし。いくらサンリオSF文庫が中古市場で高騰してるからっていってこれはあんまりじゃないですか?部数が少ないの?っていうかこんな値段で買う人いるの?まあ、適切な価格で復刊されたのはよかったですね。

で、かつてのSF少年たる私、何故だかこの本を持っております。初版帯付き。それなりにシミやヤケはありますが、カバーをかけてたおかげで割と奇麗です。でも内容はほとんど覚えていないので、新訳を読んでみたいと思っております。

Hellosummergoodbye

 

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2007.09.17

「銃夢外伝」 フィギュア付コミックス特装版

映画化の話しはどーなってるのかさっぱり分からない『銃夢』ですが、コミックの方は順調に出版されてて、先日も『銃夢Last Order(10)』が出ましたが、今度は“外伝”を一冊にまとめたものが出るそーです。で、“「銃夢外伝」 フィギュア付コミックス特装版”ですって。4980円か〜。

フィギュア付きの『プロローグ・オブBLAME!』を、しかもキリイとサナカンの両方を買ったばかりだしなぁ。それにクレイモアクレアのフィギュアも欲しいしなぁ。どれも似たような値段だね。

にしても“外伝”って何だ?雑誌にでも載ったやつ?よく分からないんですが。でもフィギュアの方は写真で見る限りはよく出来てるんじゃないでしょうか。動くみたいだし。3分程度のDVDのBLAME!よりはお得感はあるなぁ。

もちろんフィギュア無しの通常版も出ます。予価780円。どちらも12/19発売予定。

アマゾンではまだ予約は開始されてないよーですね。

<<9/20追記>>

木城ゆきとさんのオフィシャルサイトにフィギュアの画像が多数ありました。作者のページですから当然と言えば当然ですか。トップページからご覧下さい。

ゆきとぴあ

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2007.08.01

「イーブックオフ」と「ブックオフ オンライン」の関係は?

私も大変お世話になっているブックオフ(BOOK OFF)なんですが、そのオンライン店舗のブックオフ オンライン(BOOKOFF Online)が、「中古品以外に新品も扱うことになった」というニュースがありました。

BOOKOFF Onlineが新品取り扱い開始、1500円以上購入で送料無料に(GIGAZINE)

今までブックオフオンラインってのがあるのを知らなかった、というか、イーブックオフ(eBOOK OFF)がオンライン版の店舗だと思ってたんですが・・・。この両者の違いは何なんですか?

イーブックオフの会社概要を見ると、会社名は「ネットオフ株式会社」で主な出資企業の中にブックオフコーポレーション(株)の名前がある。

で、ブックオフオンラインの会社概要を見ると、会社名は「ブックオフコーポレーション株式会社」。つまり、ブックオフにお金を出してもらってできたのがイーブックオフってこと?

あ、イーブックオフの企業理念のところにこんな一文がありました。『ブックオフコーポレーション株式会社の起業家支援制度第一号として、事業をスタートいたしました。』

イーブックオフのサイトにはブックオフオンの店舗一覧があるし、ブックオフのサイトにもイーブックオフへのリンクがあるし(もちろんブックオフオンラインへのリンクもある)。

でもさ、両者の価格を比べてみると圧倒的(ちょっと大袈裟?)にブックオフオンラインが安いんだすけど。とりあえず自分が欲しいと思った品物に関しては。まあ、ブックオフオンラインにはポイント制とかは無いようだし、他のポインサイトとの提携等も無いようなので多少は実質的な価格差は縮まるかもしれませんが、それでも見た目の価格差は大きいですよね。1500円以上で送料無料も同じだし。

それにブックオフオンラインは「お知らせメール(入荷メール)」や「ブックマーク(お気に入り)」の登録件数や配信回数の制限に関する記述は無いし(少なくともイーブックオフよりは多くできそう)。

だから最近イーブックオフで「コミかる」というコミックのレンタルサービスとかを始めたんですかね。生き残り策として。う〜ん。

ブックオフ オンライン(BOOKOFF Online)

イーブックオフ(eBOOK OFF)

本を売るならBOOK OFF

*しかし、これで、何か買おうとした時にチェックしなければならないサイトが増えてしまった。安く買えるならうれしいことだが、その手間を考えるといささか大変だぁ・・・。

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2007.07.10

『黒い家』の韓国版リメイク『ブラック・ハウス』がヒットしてるそうです。

大竹しのぶの怪演が強烈だった映画版『黒い家』(原作:貴志祐介)が韓国でリメイクされ『ブラック・ハウス』というタイトルで公開されたようです。そしてかなりヒットしてるそうです。

韓国で『オーシャンズ13』『シュレック3』を抑えて1位になったのは日本発のホラー(シネマトゥデイ:2007/07/10)

原作者がシナリオの構成を“原作以上”と言ってるくらいなんで、それなりにすごい出来なんですかね。最近韓国産のホラー映画ってあんまり観てない(『アパートメント』も行かなかった!)し、幸い日本でも秋に公開されるようなので是非観たいですね。森田芳光監督は観たんですかね?監督の感想も聞いてみたいですね。

余談ですが、日本版のロケ地には石川県の内灘とかが使われてましたね。森田監督が『間宮兄弟』のブログで触れてますね。

鉄道まみやマニア(映画『間宮兄弟』の公式ブログ)

それにしても最近貴志祐介さんの新刊本が出ないですね。「硝子のハンマー」以来出してないですよね?個人的には「天使の囀り 」が一番好きですね。SFホラーとしてかなりな出来だと思ってます。「クリムゾンの迷宮」なんて映画化しやすそうですがね。まあ、今となってはネタ的に目新しくないですか。

<08/03/01追記>
公開は秋から大幅に延びてようやく08/04/05に公開されます。

『黒い家/BLACK HOUSE(ブラックハウス)』公式サイト

それから貴志祐介さんの新刊も出てますね貴志祐介『新世界より』

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2007.07.08

映画『死神の精度』の監督は筧昌也。と、ゆうばりファンタとか。

で、映画『死神の精度』の監督なんですが、筧昌也という方です。はっきり言って名前を聞いても全然分かりませんでした(失礼!)。それもそのはず、今作が劇場長編映画デビューなんですね。でもでも、実は、私、この監督を生で見たことありました。北海道の夕張で。2003年のゆうばりファンタに行った時のファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門の表彰式で。『美女缶』という作品。

その後『美女缶』は都内でも劇場公開されてましたね。 で、その『美女缶』は妻夫木聡主演でセルフリメイクもしてたんですね、世にも奇妙な物語、で。でもって間もなく公開の『恋するマドリ』の原案もこの人なんですか。へ〜、全然知りませんでした。

『死神の精度』は原作本も面白そうだし、監督もなかなかユニークな方のようなので、まあ期待して待ちましょう。2008年の春公開予定ですか。

ik______筧昌也ホームページ

筧昌也 - Wikipedia

余談ですが、その年のゆうばりファンタのオフシアターには、知り合いも作品を出品して(私も少し出た)たんですよ。残念ながら『美女缶』にグランプリは奪われましたが。『トーキョー・サイコ・トリップ』万歳!

女子高校生×美女×トリップ?!〜オフシアター・コンペティション部門の3作品一挙上映〜 2003年02月15日 01:05(ゆうばり国際ファンタスティック映画祭Report)
*真中の写真が『美女缶』チームですね。

そのゆうばりファンタですが、どうやら来年、2008年の開催が決まったようですね。おめでとうございます。今度は三月ですか。行きたい気もしますが、どうなることやら。でも開催の頃って”雪”はどうなんですかね?あまり少ないと”ゆうばりファンタ”らしさが薄まる感じもするんですが。

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2008の開催と作品募集について(NPO法人ゆうばりファンタ)
*余計なお世話かもしれませんが、映画祭公式ホームページへのリンクが”)”にまでかかってるので正しく表示されないですよ。

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アヒルと鴨の次は「死神」

アヒルと鴨のコインロッカー』が好調のようですね。恵比寿ガーデンプレイスの初動で邦画での最高記録を樹立したそうです。

「アヒルと鴨~」、恵比寿で邦画歴代最高のスタート(eiga.com)

それを受けて昨日から拡大ロードショーに入ってますし。チネチッタの初日(7/7)に舞台挨拶をやるかと思ったら、なかった。

で、その原作者の伊坂幸太郎原作の本がまたもや映画化されるそうです。『死神の精度』。主演は現在公開中の『傷だらけの男たち』にも主演している金城武!
で、伊坂幸太郎の本は『重力ピエロ』しか読んでなかったので『アヒルと鴨〜』も『死神の精度』を読んでみようと思った次第です。『陽気なギャングが地球を回す』も映画化されたし、伊坂幸太郎、人気絶頂?

国際派俳優・金城武が死神を演じる、映画『死神の精度』製作決定!(CINEMA TOPICS ONLINE:2007/07/02)

<当サイト関連記事>
映画『死神の精度』の監督は筧昌也。と、ゆうばりファンタとか。(銀幕小匣:2007/07/08記事)

え、調べてみたら『重力ピエロ』も映画化されてるの?『死神の精度』はもうドラマ化ラジオドラマ化されてたの?
おー、アスミック・エースのラインナップなある!『重力ピエロ』。監督は森淳一。共同企画制作のROBOTのサイトにもある。企画中か。『Laundry』(窪塚洋介・小雪主演)の監督ですか、森淳一監督。

『死神の精度』はNHK-FMの青春アドベンチャーっていう番組でラジオドラマ化されたのか。

伊坂幸太郎 -  Wikipedia

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2007.06.23

『ナイトウォッチ』原作本は全4巻?

前回に引き続き『ナイト・ウォッチ』ネタで。

映画は三部作ということですが、ロシアで出版されてる原作本は全4巻のようですね。「ナイト・ウォッチ」「デイ・ウォッチ」「トワイライト・ウォッチ」「ラスト・ウォッチ」。

映画の方は三部作目が『トワイライト・ウォッチ』というタイトルらしいんですが、これは原作の「トワイライト〜」と「ラスト〜」を合わせたものなんですかね?それとも三部作目はハリウッドとの合作になるらしいので原作とは全く違う話しになってるんですかね。謎です。ちなみに原作本の「トワイライト〜」が446頁で「ラスト〜」が394頁。足すと840頁。『ナイト・ウォッチ』は原作本では381頁。

まあ、そもそも『ナイト・ウォッチ』からしてどこまで原作通りなのか分かってないのですけどね。いや、先日ブックオフで見つけて買ったんで早く読めば分かる話しなんですが・・・。

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2007.06.21

『デイ・ウォッチ』発売

ロシア映画版も公開された『ナイト・ウォッチ』ですが、その三部作の第二部『デイ・ウォッチ』(セルゲイ・ルキヤネンコ/ウラジーミル・ワシーリエフ著・法木綾子訳)が出版されてました。本屋に平積みしてありました。帯には「2007年全米公開」とか何とか書いてありました。「ん?いつの間に公開したの?」と思い調べてみると、公開してましたね・・・。

映画版『デイ・ウォッチ』は既にロシアでは公開され、前作を上回る人気を博したそうです。アメリカでも今年の始めに『ナイト・ウォッチ』が、そして先日『デイ・ウォッチ』も公開されたようです。日本での公開の目処は立ってないんですかね?何とか上映して下さい。一作目をやったんだから二作目も責任もって上映して下さいよね、TOHOシネマズさん。早く観たい〜。

ロシア映画『ナイトウォッチ』の続編『Day Watch(デイウォッチ)』(茶でもしながら映画批評)

『デイウォッチ/Day Watch(Дневной дозор)』こんな物凄いこの世の終末は観たことがない。(よろ川長TOMのオススメ座CINEMA)

で、調べていくと、何とストルガツキー兄弟の「収容所惑星」や「神様はつらい」も映画化されてるようなんです!ストルガツキー兄弟と言えばタルコフスキーが映画化した『ストーカー』が一般的には有名でしょうか。元SF少年としては恥ずかしいんですが、ほとんど読んでないんですよね、彼らの小説は。しかも今は(多分)全てが絶版。早川書房さん、ここはひとつ再販ってことで。或は国書刊行会あたりで。

「ロシア文化フェスティバル」公式サイト開設(ロシア・旧共産圏諸国SF関連ニュースblog)

ストルガツキイ兄弟「収容所惑星」映画化(ロシア・旧共産圏諸国SF関連ニュースblog)

A&B ストルガツキーのページ

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