松井良彦監督作品のあの『追悼のざわめき』が8月にシアターイメージフォーラムでデジタルリマスター版で公開されるそうです。
自分もかつて中野武蔵野ホールで観ました。最初の公開がやはり中野武蔵野ホールで1988年5月28日だそうなんで、自分はその後のリバイバルか特集か何かで観たんでしょう。11年後の1999年5月に観てますね。そんな昔じゃないのか・・・。その時の感想が残ってますので引用してみます。
”同じ大阪を舞台にしていても11年前に作られた『追悼のざわめき』となると、全く別の趣だ。これもある意味「大阪」だから出来た映画かもしれない。差別、タブー、暴力、モノクロの画面に荒んだ風景が繰り広げられる。何をして監督を、このような映画作りに駆り立てたのか?このような映画を撮らねばならぬ、どのような必然があったのか。そんなことを思わせる作品だ。
まあ、冒頭のシーンのグロさが結構、後まで尾を引いたってのもあるが、今ならもう許されないんじゃないかな。あんな表現、って思わせるのは確か。”
と、随分簡素な感想ですね。まあ、公開から10年以上経ってましたしね。当時はまだアングラ寄りの世界にいたので割とその手の表現には耐性があったんでしょうかね。まあ、今回公開されたら多分観に行くと思います。
◆映画『追悼のざわめき』公式サイト
◆松井良彦、映画自記
*↑画像は映画館にあったハガキサイズのチラシです。
あ〜、当時のチラシが出てきました。「インディーズの伝説2」という特集上映だったんですね。この時はニュープリントでの上映だったんですね。この頃は前後して寺山修司や松本俊夫とかatgのオールナイトとか観てたようですね。
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