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2006.08.01

アニメ版『時をかける少女』とリメイク版『日本沈没』

こんな記事が
「アニメ映画ヒロインがPC雑誌表紙に」(nikkansports.com)

このアニメ版『時をかける少女』はYahoo!ムービーのユーザーレビュー(投稿数約300件)で、5点満点中4.7点(7/31現在)という信じ難い高得点を叩きだしている。また、投稿数は少ないもののgoo映画のレビューでも100点満点中平均88点というこれまたハイスコア。MovieWalkerでもやはり(投票総数は不明だが)88%の人が5点満点中の5点という高評価。ぴあの満足度も高いし、雑誌等の記事を見ても褒めちぎってるのが多いし。これは一体どうしたことなのか?

自分も先々週あたりに観てきました。はい。観に行ったのは、別に評判がいいらしいというのを耳にしたからとか細田守という人が監督だからとかではなく、原作のというか筒井康隆のファンだからというのが大きな理由でしょうか。またアニメ化というのにも多少興味がありました。原田知世の実写版は観てますが特に思い入れはありません。ラベンダーは好きになりましたが。

しかし分かりません。何でこんなに評判がいいのか。そんなに悪い映画がだとは思いませんよ。しかし満点はないでしょう、満点は。どう考えても。あまりにみんなが満点付けてるから、自分だけ満点以外の点を付けられなくなってません?面白いんだ、面白いはずなんだ!これを面白いと思わない自分は何か間違ってるんだ、って洗脳されてません?このくらいの映画に満点付けてるってことは普段よっぽどクズな作品しか観てないとしか思えない。「今年の最高傑作!」とか「日本アニメ史に残る傑作」だとか「泣けた」とか「青春文学の傑作」だとか目を疑うような文字が並んでるんですが・・・。みんなもっと色々本読んだり映画観たりしようよ。
そりゃあ主人公の前向きな姿は美しいし笑いの中にも感動的な要素は無きにしもあらずだし、監督の描きたかったことはインタビュー等で理解はできますよ。でもさ、それと出来上がった作品の評価とは別でしょ。それに日本の映画が内向きでネガティブなものばかりだとは思わないし、前に進むにしても現在・過去に対する認識を無視してはあり得ないでしょう。

それにしても何で同じタイトルにするんでしょうかね。この作品、タイムリープって設定さえ持ってくればいいだけでしょ?『時をかける少女』でなくてはいけない理由が分かりません。オマージュを捧げるってことで別のタイトルでもいいと思うんですが。それはリメイク版『日本沈没』でも思いました。あんな結末にするなら『日本沈没』でなくてもいいじゃん、て。まあ、その話はまた改めて(っても、もう色んな人が言ってると思うけど)。

えー、アニメ版『時をかける少女』、この作品自体にケチを付けてるわけではなく(自分の評価は高くありませんが)、このあまりにも異常な状況に戸惑いを覚えてるだけですので、念のため。

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